幼い時、クラシックバレエに出会う。両親の深い理解に恵まれた奈緒は、幅広い分野で習い事を体験することができた。させてもらっていた。中でもクラシックバレエと習字は、自分の意思で長く続けることとなり、奈緒の一部になってゆく。
奈緒にとっては、好きなものには常に強く没頭できる何かが潜んでおり、それを自らの人生に完全に組み込んでいっていた。特に踊ることに関しては、ジャンルを超えて、趣味からいずれは専門的な学びへと挑戦していった。幼いときに感じた、「私も踊りたい」という素直な気持ちが、奈緒の進路を決断させていったのだった。
ヨガとの出会いは9年前、劇団四季のトレーニングの一部としてであった。とても身体的な学びとして始まった。劇団四季ではプロでありながら、更なる技術を磨くべく、日々休まず仕事に追われる毎日であった。
肉体的なトレーニングや連日続いた舞台出演をこなすため、マインドは顧みず、心の疲れに耳を傾けることができなくなっていった。常に焦りを感じ、短期間で身体を酷使していく自分を、ただ見つめるだけだった。気がつくと、頚椎捻挫や足首靭帯損傷などの怪我が多く、それを補うために、体中にテーピングをして、抗生剤や痛み止めを常に飲むようになっていた。
免疫力も下がりやすく様々な処方薬を併用していた中、ヨガのトレーニングは、治療法として奈緒支えてたのだった。YOGA の知識は全くないものの、身体の回復力や体内浄化作用が早いことを実感。だが、その時はまだ心や身体のいろいろな痛みからは解放されなかった。
退団後、ヨガの効能に支えたことに感銘を受け、ヨガのインストラクターの道へと進む。ヨガは自分と向き合うことを、奈緒に与えたのだった。
この変化は何なのか、ヨガがもたらす効果とは何なのか、自身の探求の道のりの一部として、ヨガをあらゆる角度から深めることに奈緒は専念するようになった。ヨガのインストラクターとして正式に訓練を受け、数年程クラスを受け持つようになる。そしてこの深いヨガの探求こそが、奈緒の今日そしてヨガジャヤとの出会いへと彼女を導いていったのだ。 2010年にヨガジャヤ・インターナショナル・ティーチャートレーニングを修了し、ヨガジャヤ認定講師(YJAT)とヨガアライアンスに登録された認定ヨガ講師(RYT)となる。