奈美は東京、青梅市で生まれ育った。幼少の頃から身体を動かすことが大好きで、柔道、水泳、体操など、様々なことを習う。人前に立つと内気になってしまう性格ではあったが、静かな集中力の大切さを感じた。
23歳からエステティシャンを始める。手の平から感じる身体の温もりや冷たさに触れ、促す事で変化して行く楽しさに没頭していく。これは解剖学やアーユルヴェーダに興味を持つきっかけとなるが、これらの領域において自身を高めていくなか、気づいた時には奈美の心と身体は限界にきていた。そんなある日、奈美はいつも来ているお客様を介して、ヨガの力強い効果に直に接する素敵なきっかけを経験する。以前は疲れきった心と身体で悲鳴をあげていたお客様が、ヨガを通して心から身体、印象までをも温かいエネルギーとバランスされた状態に変革していたのだ。
変化する事に衝撃を受けると共に、そこから奈美のヨガへの興味が深まっていった。始めてのヨガでは、一瞬にして今までの人生を感じた気がした。見ないようにして逃げていた自分に気づくのと同時に、幼い頃に感じていた心と身体の喜びに触れる。
ヨガの理解をさらに深め、自身の限界を超えるため、2008年にヨガジャヤ・インターナショナル・ティーチャートレーニングを参加、修了し、ヨガジャヤ認定講師(YJAT)とヨガアライアンスに登録された認定ヨガ講師(RYT)を取得した。
ヴィパサナ含めた瞑想の経験をとおし、心の中で起こる事に対し受け止め、打ち克ちたいと思う気持ちが強くなる。奈美は今日でもなお、ヨガを通して次から次へと変革していく楽しさを感じている。奈美の情熱はこれらの体験をヨガを通して分かち合うことにある。