
Crossroads 2011
サウンド
JOHN TEJADA (PAlette/USA)
名門レーベルPalette Recordingsを手がけ、Pokerflat、R&S、7th City、Sinoといった多くの人気レーベルから作品をリリースしてきたベテランアーティストであるJohn Tejada。リミキサー、DJ、レーベルオーナー、更には映画やテレビへの楽曲提供などでも活躍するエレクトロニックミュージック界で最も多忙なアーティストの一人である。
音楽一家に生まれ、幼少よりクラシックピアノの教育を受けて来たJohnは、rockからhip hopまで様々な音楽を吸収し、やがてacid house、detroit technoといったエレクトロニックミュージックに傾倒して行くこととなる。94年、盟友Arian Levisteとの共作の発表を皮切りに、R&S、A13、 Multiplexといったレーベルからリリースを重ね、次第にその名を国際的に知られるようになる。96年には自身のレーベルPalette Recordingsを立ち上げ、瞬く間に活動の場を世界に広げて行くこととなり、10年以上に渡る国際的な活動を通じて20を越す国のクラブやフェスティバルに出演を果たして来ている。
これまでにリリースしてきた無数の作品は、それぞれのレーベルカラーにマッチしつつも、jazzテイスト溢れるサンプルとdetroitスタイルのシンセ音という独自の世界観を作り上げている。08年にリリースされたReal Grooves Navigation 2では自身の、そしてPalette Recordingsのベスト盤ともいえるミックスを創り上げている。また、09年にはイギリスが世界の誇るクラブFabricのミックスCDを手がけるなど、DJとしての評価も高い。
更に今年は待望のニューアルバム“parabolas”を名門Kompaktからリリースし、ライブアクトとして各地を巡るなど、アーティストとして更に活動の幅を広げている。
www.discogs.com/artist/62-John-Tejada
ADISSON GROOVE (Temp/ UK)
Addison Grooveとして知られるAntony Williams。2010年にリリースされた“Footcrab”のヒットにより、瞬く間にその名を知られるようになったため、若き新星のように思われがちだが、かつてはHeadhunter名義で活躍し、dubstepシーンの有力レーベルTempaからのリリースも含めて数枚の作品を発表してきており、そのキャリアは短くはない。Chicago ghetto tekなどと称されるベースミュージックに影響を受けたAddison Grooveのサウンドは、Surgeon、Ricardo Villalobos、Mr Scruffなど各方面のアーティスト達から支持され、UKのベースミュージックシーンに強烈なインパクトを与えることとなる。瞬く間に注目を集めたAntonyは、やがてロンドンのFabricやベルリンのBerghainといった世界的にその名を知られるクラブへの出演を果たすまでに至る。TR808を駆使したライブは評価が高く、ヨーロッパ以外にもアメリカ、アジア、オセアニアでも精力的にツアーを行っており、世界各地で吸収してきたサウンドを自身のスタイルに反映させながら、アーティストとしての進化を続けている。
www.soundcloud.com/addisongroove
OZMZO aka SAMMY (Real Grooves)
1991年、 ギターとハンディーレコーダー片手に2年間マンチェスターへ単身渡英。ハシエンダ~市外不法 HARD CORE RAVE~ネオサイケデリア・パーティの洗礼を受ける。2000年からTECHNO+SHOGAZER+METAL CORE+NOISE+EMOをMIXTUREし、ノイジーかつ繊細でダイナミックなDJスタイルで、レニークラヴィッツ アンプラグド ライブでのDJに抜擢され、以降国内外のファッション業界等のイベントでもDJ活動を行なう。REAL GROOVES パーマネント メンバー。Wighnomy Brothers、STEVE BUG、PAUL RICH、JEFF SAMUEL、 AKUFENとも共演。
DJ SON (Blue Murmur/ Weekend Warriorz)
90 年代中頃にアブストラクト/ジャズ/フュージョン/ワールドミュージックなどをプレイするフリーキーなラウンジスタイルのDJ/オーガナイザーとしてキャ リアをスタート。以降、シーンに存在するあらゆるボーダーを越えるエレクトロニック・ダンスミュージックを探求。自由奔放な音楽性とアイデアに裏打ちされ たそのプレイからは独創的世界が垣間見える。
これまでにWOMB、ageHa、AIR、YELLOW、UNITなど都内主要クラブや地方 での活動の他、オープンエアー・フェスティバル、アート・スペースや寺などで開催される特殊なイベントに軒並み名を連ねている。世界トップクラスのクヲリ ティーを持つ日本屈指のベニュー「WOMB」において、SUNDAY AFTERNOONとしては初のレギュラーパーティー『PANGEA』を5年に渡り主催(その後、脱退)。熱狂的な支持を得たこのパーティは、現在も盛り 上がりを見せる「WOMB SUNDAY AFTERNOON」というプロジェクトにも影響を及ぼす事になる。自身もプロデュースに大きく貢献、その多大な刺激はシーンに様々な形で広がりを見せて いる。
その他に、数々の海外トップアーティストを招き開催した国内屈指のテクノイベント『IN:FLAME』のオーガナイザーなどを経 て、現在はSHINGO420率いる「SEXON SUPER PEACE」サポートのもとに独自のピストバイク・テイストを内包するクリエイティブ集団『WW-TOKYO』による『WEEKEND WARRIORZ』『BUNNY HOP』のレジデントDJとして精力的に活動。一際異彩を放つそのセンスと存在感はシーンのボーダーを超え、HIRO(ex.RISINGSUN)、 MOTOAKI(ex.SOBUT)、ZEEBRA、JASSE(RIZE)などが参加し結成した大型ミクスチャー・ロック・プロジェクト 「KAIKIGESSHOKU-カイキゲッショク」によるファースト・シングルのリリースパーティーや関連イベントをサポートするなど、新たな境地でもそ の類い稀なセンスを存分に発揮している。2010年6月、満を持して「WOMB SUNDAY AFTERNOON」に復帰。日本最大級のベニュー「ageHa」のモンスターテクノパーティー「CLASH」のオフィシャル・アフターアワーズ 「CLASH AFTER」においてもレジデントを努めている。
WIGGLE ROOM LOUNGE (Atsushi Yamamoto)
Hi-Fedility サウンドを日々追求し、世の Audiophile たちを唸らせる恵比寿Bar Jamにて、盟友Dr Rob (RightRightRight/ test pressing org./ 軽井沢FM "Remedy" )と共に、押しも押されぬ東京随一のLeftfieldの夜 ”RightRightRight” メンバーとして活動。samurai FMに持つ RightRightRight の番組では、アンビエントからbpm105の麗しきスリージーディスコの世界、鳴きのFunk Rockから戦慄のJazz Funkまで、無尽蔵な選曲が繰り広げられ、国境を越えてレフトフィールド・フリークに支持を得ている。
RIGHT RIGHT RIGHT (ROB ROGUE LIVE)
Bob Rogueはアメリカはボルチモア出身。テクノ、ハウス、実験音楽のコンポーザー、プロデューサー,そしDJで、ライヴパフォーマンスもこなす。Donor(Stoboscopic Artifacts)とインターネットレーベルのminicule.tvの共同設立者でもある。Miniscule, Textone, より、リミックスやオリジナルの曲を発信中。
soundcloud.com/bobrogue
soundcloud.com/miniscule
SOULSEEK (WIGGLEROOM/ BEATFORCE)
紅海を望むイスラエルの日の当たる街エイラートで生まれ育った TAi Soulseekは、ベーシストとして6年間活動するのち、94年にエレクトロニックミュージックと出会ったことから Progressive、Electro、Techno、Houseとジャンルを超えた多様な電子音楽への探究心に目覚める。
2004年には活動の拠点を日本に移し、DJとして活動する傍ら、イベントプロモーターBeatforce JAPANのメンバーであり、TOKYO ELECTRONIXのプロデューサーとしての顔も持つ彼だが、現在のプレイスタイルはProgressive、Minimal、Tech House、Acid Technoをメインに力強いビートとパワフルなベースラインに特徴付けられ、聴く者、踊る物を魂の探求の旅に誘う。
TOMOYA (JOY/ WAVE)
95年DJ活動スタート。その後10数年に渡り都内主要クラブのRESIDENT DJ、プロデュース、マネージメントを務める傍ら、個人としてもCAVE,MISSION,YELLOW等DJとしても活躍し、国内外TOP DJとも多数競演。現在はROCKWEST,eleven,WOMB等各クラブにて活動を展開している。
また、制作活動も本格的に始動。HOUSEMUSIC=DANCEMUSICを中心にTECH HOUSE,TECHNOを混合した彼のプレイスタイル、ミキシングは今後の日本のクラブシーンにとって貴重な存在になるだろう。
Installations
INTERSRELLA (Tokyo/ London)
InterstellaはRichie とMariの2人からなる。 Interstellaは、2002年に彼らが出会ったときから始まり、その表現方法は、マクロレンズ、プリズムやクリスタルを使ったアナログビジュアルのコラージュとも言えよう。 InterstellaのユニークなVJスタイルは、コンピュータを使用しないリアルタイムの屈折と投影によるライブアナログビジュアルの相互作用をも含む。これが魔法が起きるところ。サウンドの波はミクロ宇宙からマクロ宇宙までの光の波を引き起こす。色を融合させ、音楽と同調しているテクスチャーを溶かして。 Interstellaはまた前回のクロスロードにおいて、万華鏡インスタレーションの展示、そして彼らの新しいスライドショーを初上映した。
Richieは1993年、トランス/テクノシーンがまさに起こりつつある時期に、DJ R1として招聘され来日し、DJとして活動を続け、Twilight Zone, Key Energy, Odyssey, Horizon, Geoid, Vitamin-Q, DakiniそしてAnoyoといった、数々の鮮やかなパーティーでプレイしてきた。現在はフリーランスの大工/家具制作もしており、そして余暇には巨大な万華鏡やオブジェ等を制作するなど、そのオリジナルなクリエイティビティを発揮している。
Mariは美大在学中に、父親であるPAエンジニアのMr.Asadaがオーガナイザーの一人であるパーティ "LifeForce" が始動した1989年より参加。日本のレイブパーティシーンの黎明期に、空間美術、照明、映像などに携わるうち、空間に投影された時間芸術としての体験する映像に目覚め、以来活動を開始し、東京のアンダーグラウンドパーティ(VITAMIN-Q, Dakini, The Loft等)や、各地のフェスティバル(Labyrinth, StarGate, HikariMatsuri等)、エコロジー系イベント(BeGoodCafe, Earth Day等)にVJとして参加。また3DCGアーティストとしての7年間のキャリアを持ち、メディアアート集団であるPhoton,inc.のアートディレクターとして、世界的に大きな反響のあった宇宙空間音楽セッションソフトウェア"RhythmEngine"シリーズの開発にも携わる。 2002年、 Richieと出会い、ビジュアルユニット Interstellaを結成。音楽にシンクロし空間・環境にその光を投影することによって、共有し体感するコミュニケーションとしての映像空間を創り出し、人々の潜在意識に光をもたらすことを深いところで追求している。
インターステラのスペイシーでユニークなビジュアルディスプレイをみなさんに楽しんでいただけますように。