トム・ヴェクスレール: ムーブメント・アーチェリー・ワークショップ

March 12, 2016 - March 12, 2016
Tags : | movement archery | movement culture | アーサナ | インプロビゼーション | ダンス | ハタヨガ | ボディムーブメント | 武道 | 身体能力

「正き芸術は、無目的で目標がない。的を当てるために矢を放とうと強情を張って学ぼうと試みるほど、うまくいかない一方、さらに遠ざかるのだ。強情な意思がありすぎることが障害となっているのだ。自分で行わなければ、起きないのであると考えよ。」 オイゲン・ヘリゲル

パート1:ウォームアップ

トムのウォームアップに対する考えは、練習と本番の前に身体を繊細に、正確に動かし調子を整えていく必要に応じていくものです。Chaya(シャドウ)ヨガ、特にBalakarma系統(強さに踏み込む)、その他の武道等からインスピレーションを得たものをベースに展開していきます。ウォームアップは私たちの目から最も離れている身体の部位、すなわち足に重きを置き、闇に閉ざされた部分を開いていくことに重きをおきます。下半身に対し、より意識を持つことができるよう、円や螺旋を描くような穏やかな流れの動きが、きついポーズと共に紹介されます。トムが展開していきたい第二原則は、バランスをとるのためのツールである手首や首の柔軟な機能を守りながら低い動きの準備(もしくは紹介)をしていくことにあり、空間を感じ、内的外的な身体的情報を理解していくことにあります。

パート2:フロアワーク

トムのフロアーワーク・テクニックは、「危機管理」メカニズムであり、結果的に一つのジャンルだけで経験するよりもはるかに大きな自由、解放へとつながります。落ちることや転がること、崩れること、はじき飛ぶこと、溶け落ちることなどの力学を紹介し、ダンス、運動競技、武道では「失敗」と一般的にみなされる動きを減らし、最終的になくしていきます。練習はシンプルで、ほぼ「日常的」とみなされる動きを、「複雑な」アクロバティックでリスキーな動きの両方で構成されており、どちらが重要か否かの区別なく行なっていきます。このアプローチは、動物界、カポエイラ、体操、テコンドー、パルクール、ブラジリアン柔術、ブレイクダンスなどからの影響を交えることを可能にし、機能的動きという無の分類へと苦もなく入ることをもたらします。

パート3:アーチェリー

「アーチェリー」練習とは、戦いでもなく表現行為でもない、その間に存在する動きの練習を生み出す偽りのない試みです。練習は二人以上であれば行うことができ、シャープな反応と円を描く反応を共に育むことが要され、結果として意識の高まりと流れるような「戦術的」マインドをもたらします。参加者は異なる「ゲーム」の形式を体験し、それを厳しいルールや目標としてとらえても、単に行い交わるための肉体的遊びとしてとらえてもよいのです(大人となり現代社会の中で失う傾向のある、子供の頃に慣れ親しんだ遊びとして)。アーチェリー練習をとおし、巧みな闘い、もしくは罠やリスクに溢れる情熱的なダンスに関わっているような感覚を覚えるでしょう。練習者の要望と情熱によって常に移り変わり流れるものであるため、「アーチェリー」という名前の裏には何も秘められていないということを念頭に入れておくことが大切です。

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YogaJaya
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サイト: yogajaya.com
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