
堀江 里子: ボディームーブメント&身体表現 4週間コース
CET (継続教育プログラム)
このイマージョンは、ヨガジャヤ認定とヨガアライアンス登録を維持するための、YJCETとヨガアライアンスCET(継続教育プログラム)に認定されています
我々の物理的な存在は、肉体で始まり、肉体で終わるのです。それでいて、私たちはマインドの状態に遥かに多くのエネルギーを傾けがちです。日常生活で機能するために要されることに左右され、自らの存在と在り方の元となる身体という乗り物をどこかに置き忘れているのです。精神力の計り知れない力の意味合いは否定できないものではあるものの、身体への深い意識と繋がりが欠如している限りは、断片化し分離したままの状態であり続けるのです。
このコースでは、身体だけでなく、体内、そして身体を超越した次元へと意識を高める方法を、ヨガ、表現アート、コンタクトインプロビゼーション、などに触発された動きを通して紹介していきます。4週間という期間をとおし、参加者は自己探求、他者との繋がり、自己表現、肉体を超えた次元への領域へと導かれていきます。
コース内容
1週目:姿勢をとおして自我を明らかにしていく
最初のセッションでは、姿勢をとおして現時点の身体の状態に対する意識を高めて行きます。無意識に繰り返される習慣化された姿勢は、我々の感情状態、存在のありかた、そして人生においてどのような視点で物事を見続けるかを強烈に影響するのです。単純でいて根深い要素に注意を向けることで、肉体と精神の相互関係生に対する意識を高め始めることができるのです。
2週目:感触と仕草で遊ぶ
2週目では、情報を発信し受け取る道具としての手と腕に焦点をあてていきます。セッションの一部は仕草をとおし、どのように表現するのか、そして仕草がどのように我々の状態に影響を与えうるのかに注がれます。セッションのもう片方は、感触をとおし触れるということ、そして感じ触れるという感覚で情報を取り入れることができることを模索します。
3週目:接触をとおして繋がる
コースの後半に入るにつれ、他者とのやりとりや接触をとおして動きを模索していきます。3週目では、相手の存在との関係で、自らの肉体を動かしうる方法を試します。この過程をとおし、我々は言語以外の方法で自己表現する能力を育むだけでなく、言葉を使わない相手のメッセージにも敏感になっていくのです。
4週目:空間のなかで今を感じる
この最後のセッションでは、過去3週間をとおして育んできた意識の要素をすべて用いて、空間意識と理解という素材を組み込んで表現を発信していきます。自我そして他者との関係性に、空間の中でどう動き身体を位置づけるかという側面を織り込むことで、動きと表現に新たな要素が加わるのです。