ダリのワークショップ: ヨガの統制:サクシン・ガターシタ・ヨガ
もし自分の身体の物理的な構造を変えたいのであれば、ポーズの中で呼吸に向けられた意識がその第一歩となります。このワークショップでダリは生徒の内なる物の見方・姿勢を変革し、プラクティスにおける軽やかさを生み出す一つの流れとして、呼吸の微細な調整に焦点を当てます。
意識を育み、サクシン・ガターシタ・ヨガでの強い土台を築くためにカラナ(組み合わされた手と足の動き)のしっかりとした使い方が教えられます。内なる炎を作り、 時とともに身体の内側でエネルギー的、構造的な不均衡を生み出していく生活でのストレスを解きほぐすには、そのエネルギーをどのようにとりまとめていくのかを明らかにするために、特定のヨガアサナのシークエンスについてのダリの知識をシェアしていきます。
このワークショップでダリは、立位、座位、ねじり、前屈や後屈、らせんの動きにおける身体のポジショニングの技術を細かく調整しながら、古代の伝統的な教えに光をあてていきます。
サクシン・ガターシタ・ヨガは、 身体の微細な本質を変え、エネルギーの経路を作る技術を含むダイナミックなフロースタイルのヨガです。
サクシン・ガターシタ・ヨガはハタヨガのシステムであり、最小限のエネルギー消費で最大の結果を手に入れることを目的としています。サクシン・ガターシタの多くの段階で使われる異なるアサナが、脳や脊柱のさまざまな部位に十分な血液を供給するべくアレンジされてきました。脊柱をいろいろな方向に伸ばしたり、曲げたりねじったりするアサナです。これは、脊柱から内臓、四肢、手足へ延びる神経の健康を促進します。
歴史的にサクシン・ガターシタ・ヨガは、ハタヨガの同義語として使われてきました。動きの中での瞑想としてのハタヨガの過程は、マインドの作用の統制をもたらし、高められた意識へと導きます。
モジュール1:プラナ・ムドラ、スクシュマ・ヴィヤヤマ、アグニサラ、シィターナ:立位における身体のポジショニングの技術
6月26日(土) 08:00-10:30
歳をとるにつれ、日常の行動からのストレスが、足首、腰、肩、手首や首の動きの低下に大きな影響を及ぼします。このセッションではスクシュマ・ヴィヤヤマにおける呼吸とクンバカ(呼吸保持)、それら関節へのプラナと血液の循環を促進させる動きを繋いでいくことにフォーカスします。生徒はヨガのプラクティスにおいて、消化の助けだけではなく、エネルギーの中心からヨガのプラクティスを始める意識を築くという、アグニサラの重要性を見つけ出します。
立位での身体のポジショニングの技術はシィターナと呼ばれ、 筋骨系をリラックスできるように身体の骨格を動かし、分離する動きの正しい応用です。変革の要素となる内なる熱を作り出すことで、シィターナはエネルギーの通り道を開きだします。シィターナでの基本となる動きは、プラクティスの全ての段階でのポーズにおいて、しっかりと、また心地よく動くための力強い土台を築きます。
モジュール2:サマスターナ:均等な姿勢での身体のポジショニングの技術
6月27日(日) 08:00-10:30
最も高い木は最も深い根があるように、生徒は不必要な努力を減らす状態に入り、身体の自然な広がりが起きるのを促すことを学んでいきます。サマスターナ、もしくは均等な姿勢は、プラナを身体の末梢まで広げる準備としてのエネルギーの経路の進行性の開きです。このセッションで使われるテクニックは生徒に自信を与えます。また、身体の中で眠っている状態のエネルギーを目覚めさせ、表面的な硬さをゆっくり無くすことで、どのように上級のアサナに移っていくかの理解も与えます。
進展する内容から多くを得るためにも、ワークショップ両日参加を強くお勧めします。