寺崎由美子のプラーナヤーマ&メディテーション実践コース
プラーナヤーマとは、我々の体に満ちる生命エネルギー(vital energy)をコントロールすることを意味します。このプラーナヤーマは、ラージャヨーガの目的である瞑想を深める為の、極めて重要な浄化の過程であり、心のコントロールそのものと言えます。
その習得と成熟には、習慣性と辛抱強さ、冷静さを要しますが、18週という長い期間にわたって、互いの信頼を高めあい、体験をシェアすることが、その大きな助けとなるでしょう。コースのテーマは「調和」。プラーナヤーマと瞑想を通して、響きあう心と身体、人と人、個と大いなる宇宙の調和を得ます。
本コースは、単なる情報の獲得にとどまらず、知識を実践と統合していくことを目的とします。
コースカリキュラム
ヨーガでは、「形あるものは①潜在、②発生、③維持と変化、④消滅の四つのサイクルを繰り返している」と説かれますが、本コースも自然の摂理になぞらえ、18週間を4つの期間に区切って練習していきます。各期間とも、レクチャー、実践、そしてシェアリングの時間を含みます。
1ヶ月目:準備期(Existence Term) 5週間
体の基礎を整える。アーサナと呼吸によるナディ(プラーナの通り道)の浄化。心身休息の訓練。
・1週目
プラーナヤーマとナディに関する講義
ナディを意識した太陽礼拝
ナディを意識した静かなアーサナ
・2週目
呼吸システム三種から
準備運動(太陽礼拝/アーサナ)
クリヤ(Kapala Bhati)
・3週目
前週の実践
プラーナヤーマ(Anuloma Viloma)
・4週目
前週を基本メニューとし、実践と回数増量
・5週目
基本メニューの実践と回数増量
シェアリアング
2ヶ月目:Brahma期(Generating Term)4週間
プラーナの蓄積の開始、止息を伴うプラーナヤーマ。キャパシティの拡大。感覚を利用した瞑想。
・1週目
KumbhakaとJnyana Indriyaに関する講義
1ヶ月目の基本メニューにKumbhakaを加える
・2週目
前週を基本メニューとし実践
視覚を利用した瞑想
・3週目
基本メニューの実践と回数増量
視覚を利用した瞑想
・4週目
基本メニューの実践
シェアリング
3ヶ月目:Vishnu期(Observing Term)4週間
キャパシティの更なる拡大、上級プラーナヤーマへの移行。感覚を離れた瞑想への移行。
・1週目
プラーナヤーマの3つの分類とBandhaに関する講義
2ヶ月目の基本メニューにBandhaを加える
上級プラーナヤーマを追加
シャヴァーサナと感覚器官を離れた瞑想
・2週目
前週を基本メニューとし実践
上級プラーナヤーマを追加
・3週目
前週を基本メニューとし実践
上級プラーナヤーマを追加
・4週目
前週を基本メニューとし実践
シェアリング
4ヶ月目:Siva期(Dissolution Term)5週間
前月までの練習に加え、心的プロセスを使ったナディの浄化。瞑想の時間の拡大。
・1週目
Samannuに関する講義
3ヶ月目の基本メニューを実践、回数増量、質を高める
Samannuを追加
・2週目
前週を基本メニューとし実践、質を高める
・3週目
基本メニューの実践、質を高める
・4週目
根本に帰る(Kapala Bhati、Anuloma Viloma)、回数増量
瞑想
シェアリング
・5週目
Kapala BhatiとAnuloma Viloma、回数増量
瞑想への更なる集中